2019/05/01

佐藤宏之 『気分はグルービー』

まだギターを弾いていた大学生だったころに、同じ音楽サークルの後輩の家で読んで、なかなかおもしろかった記憶があったのだけど、あらためて読み返してみたら、思ったよりおもしろく思えなかったのは、自分が年を取ってしまったからだろうか。

というか、ロックバンドをテーマにしたコミックだと思っていて、もっと演奏シーンがたくさんあったように記憶していたのだけど、意外と演奏シーンが少なかった。ロックバンドがテーマというよりは、人気のある高校生ロックバンドにあとから参加したドラマーの兄ちゃんと、その兄ちゃんをバンドにスカウトしたキーボーディストの姉ちゃんの煮え切らないラブストーリーと、バンドのメンバーである高校生たちの馬鹿っぽい青春ストーリーが、むしろ主軸だったんだな。

もっとバンド活動やロックへの愛情や苦悩のようなものが強く感じられるような内容のものが読みたかったと思った。

 

 

 


 

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2019/04/14

久保亮吾『ホスピタリティを育てる物語』

以前勤めていた出版社で編集制作を担当した『サービスマインドをたかめる物語』という本があります。その出版社ではたくさんの本の編集制作を担当しましたが、そのなかでも個人的に思い入れが強く、テーマも内容も仕上がりも気に入っている本のひとつです。

残念ながら以前勤めていた出版社は現在は事業を縮小しており、この本もおそらく、現在の在庫がなくなったら、増刷されずに市場から消えていってしまう運命でした。それがとても残念でした。

しかし、出版社と著者の久保亮吾さんとのあいだで話しあいが行われ、『サービスマインドをたかめる物語』はこのまま自然消滅的になくなっていってしまうけれど、その代わりに別の出版社から、新たにリメイク版が発行されることになりました。そうしてできたのが『ホスピタリティを育てる物語』です。『サービスマインドをたかめる物語』をもとに文章やイラストを時代に合わせて修正・調整し、新たなコンテンツも加えて、装いも新しくリメイクされました。

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『サービスマインドをたかめる物語』は、文章を極力シンプルにして、見開き2ページのうちの左ページは基本的にイラストにし、読者さんに言葉で理解してもらうよりも感性に訴えかけるような内容をめざしました。言ってみれば、サービスパーソンになったばかりの人に向けた絵本のような本でした。

リメイクされた『ホスピタリティを育てる物語』は、根底に流れるものは変わりませんが、絵本というよりは、より書籍らしい内容になっているように感じます。

書籍のサイズがA5判から四六判になったこともあり、いくぶんテイストは変わりましたが、このまま消滅してしまうのかと残念に思っていた書籍がリメイク版となってこの先も残っていくことになり、オリジナル版の編集担当としてはやはりうれしいです。リメイク版を作ってくださった編集者さんと出版社さん、そして著者の久保亮吾さんに感謝。

 

 

 

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2019/01/03

楳図かずお 『わたしは真悟』

なんだろう、なんだかわからないけれど、すごく圧倒された。読み進めずにはいられない迫力があり、読み終わったときには感動と心が痛みが残った。うまく言葉にできない。すごい作品だった。


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