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2006/03/24

ただ楽してただけじゃないんだよね、きっと


ぜんぜん関係ないですが、来年(2007年)10月に富士スピードウェイでF1が開催されることが決まったそうです。富士でのF1は1976年と1977年にありましたが、日本でF1といえば鈴鹿サーキット。来年は富士と鈴鹿の2回、日本で開催されるのかしら。一時ツインリンク茂木(パシフィックGP)と鈴鹿(日本GP)の2回開催という時期はありましたが。

さて、今日の夜は送別会です。高い仕事能力と関西出身ならでは?の楽しげな雰囲気で社内を守り立ててくれていた営業事務のIさんが、今月を限りに退社されるので、送別会を開こうと。

で、今日の主題はF1でもIさんでも送別会でもなく、会場となったお店です。営業部の誰かが見繕ったようですが、飯田橋駅そばの「イタリア食堂TOKABO」というお店で行なうのです。

神楽坂のイタリア食堂といえば、良心的なお値段だけどけっこう美味しいと、なかなか評判のいいお店です。神楽坂以外にもいくつかチェーン店があるようです。でも、自分はいったことがありません。いったいどんなものが食べられるのか、ドリンクはどんな具合かと思い、オフィシャルサイトを調べたら...

ここって、ジローがやってるんだぁ。

しかもしかも、池袋などにある「サンレモ」も、お台場などにある「ペッシェ・ドーロ」も、御茶ノ水などにある「ナポリの下町食堂」も、みんなジロー。どれも食べにいったことがあるぞ。ほかにも、イタリアン系を中心に全部で30種類くらいの業態を持ってるのね。

レストラン・ジロー。むかしは、そんなに有名じゃないファミリーレストランだったんですよ。ファミレスといえばすかいらーくかロイヤルホスト、デニーズがダントツに認知度があり、業績もよかったころ。レストラン・ジローと系列店のジロー・フィオーレの知名度ってたぶん、いまはなきカーサ(西武グループ)やアニーズ(全日空グループ)、あるいはファミーユ(はまだあるのかな? イトーヨーカドーグループ)とたいして変わらなかったんじゃないでしょうか。

でも、ジローはなんだか強気だったようで、以前(15年以上前です)、こんな話を聞いたことがあります。

ジローでは、出店立地の綿密な調査とかはしない。では、どこに出店するか。すかいらーくが出店したら、そのすぐそばに出店しよう。同じ立地に出店すれば、商品力ですかいらーくに勝てるから。

すごい。ある意味すがすがしい。

飲食店にとって出店立地の調査は非常に重要な要素のひとつです。いまでこそファミレスはさまざまな業態となって市中にも出店していますが、当時のファミレスは大きな幹線沿いのロードサイド店というのが基本。よりよい立地を探すために、さまざまな資料を集め、現地に出向いて様子を確認し、綿密に、慎重に検討して決めます。そのためには、人も時間もお金もそれなりにかかります。

この「たいへんな調査・検討」を業界トップ企業のすかいらーくがやったうえで決めた立地ですから、悪いはずがありません。そのそばに出せば、ほぼ同程度の好立地のはず。立地条件がそれほど変わらないのであれば、店舗の総合的な商品力はジローのほうが上なので、すかいらーくに勝てる。独自の立地調査をしなかったために浮いた分の費用も店舗そのものや商品開発等に当てられるので、より競争力が上がる。ジローはそのように考えているんだと、すかいらーくグループの人がちょっと呆れた感じでいっていました。

ジローの人から話を聞いたことはないので、これが本当なのかどうかはわかりません。でも、本当だとしたら、すごいよなぁ。他社が発見・開拓・開発した「商圏」に、あとからタダ乗りしようという発想。2番手もしくは3番手で乗り込んでいっても、商品力があるから開拓者に勝てるという自信。

これって、なんとなく、ビジネス書とかの世界にも似てますね。企画力、調査力、市場開発力のある出版社が見つけた「売れるテーマ」に、自力でそういったものを見つけ出すのが得意でない出版社がいっせいにわらわらと群がる。

ただ残念なことは、あとから群がる出版社のなかには、ジローのように「商品力ではうちのが上、だから勝てる」という自信のないままに、流行っている商圏の端っこでひっそりとおこぼれがもらえればOK、自力で新しい商圏を探すよりもおこぼれひろいのほうがおいしいと考えているように見えるところもないとは言い切れない、というところでしょうか。

すかいらーくの立地調査にタダ乗りといわれていたレストラン・ジロー。気がつけば街中でほとんど見なくなっていた「ジロー」という店名。やっぱりタダ乗りなんてことをしてるからなくなっちゃったんだろうなと、ぼんやりと思っていたのですが、業態を変え、店名ブランドを変え、力強く生き残っていたのですね。

きっと、たんにタダ乗りするのではなく、そこで浮かせられた資金をきちんと商品開発その他の「基礎体力」部分に使ってきたのだろうな。単純に「楽だから」とタダ乗りをしたのではないのだろう。すかいらーくとは別の部分に「誇り」と「自信」を持って、それをより強くするために、お金をかけるべきところ、力を入れるべきところを、ジローなりにきちんと見極めたうえでのタダ乗りだったのだろう。

思いがけず「ジロー」(会社名はジローレストランシステム株式会社)の名前に再会し、そんなことを思いながら、なんだかちょっとうれしい自分なのでした。

ちなみに、神保町などにあるキッチン・ジローは、ぜんぜん別の会社だと知りました。レストラン・ジローはGiraud(フランス語)、キッチン・ジローはJiro(日本語?)なんですね。ずっとJiroはGiraudの定食屋部門だと思ってた。


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