つまり入口で私たちは「商品カタログ」を渡されてるわけですね
ディズニーランドといえば「感動」とか「ホスピタリティ」といった視点で語られることが多いのだけど、その「感動」も「ホスピタリティ」も、最終的には「収益」につながるから重視してるんですよ。ディズニーランドといえども「企業」ですからね。
という切り口は、「夢と魔法の王国・ディズニーランド」のファンの方には、受け入れられにくいでしょうか... やっぱり?
======================================================================
『ディズニーランドのここがすごいよ!
~高収益を生み出す理由は運営の仕組みにあった!~』
どこよりも先行して、「第1章 運営の仕組み ここがすごいよ」からの立ち読み版を公開してます!!
書店店頭での発売開始は、11月4日ころからの予定です!
ガイドマップでわかる“志向”の違い (2)
また、飲食や物販にスポットを当てたガイドマップをつくっているテーマパークでも、よく見ると、使われている写真の内容に違いがあったりします。
ディズニーランドの場合は“商品”の写真を多く載せていますが、他の施設では“店舗”の外見や内装を載せているところもあるのです。
その理由として、
「永遠に売られ続ける商品はないし、その入れ替わりも激しい。商品の写真を載せると、商品が変わるたびに写真を替えてガイドマップをつくりなおさなければならない。そうすれば当然、コストもかかる。店舗なら変化が少ないので、写真を替える必要も減り、つくりなおしの頻度も減る」
コスト意識の少し高いレジャー施設の運営経験者だったら、こう思うかもしれません。
しかしディズニーランドは、すでに日本人だけの施設ではなくなっています。東南アジアや欧米からもたくさんのお客様が来ます。
アトラクションは入口でパスポートを買った瞬間から乗り放題ですが、飲食はその都度、お金を払って自分で選ばなくてはなりません。そのときに言葉や文章だけでは、どんなものなのか不安があります。でも写真で“こんな食べ物です”とすぐにわかれば、安心して頼めます。
物販でも、商品がガイドマップに載っていて、そこに“今月のおすすめ”と書かれていれば、家族や友人などにお土産として買っていったときにも、「ガイドブックにも載っている人気商品を買ってきたのだ」と堂々といえます。あとのことを考えると、安心して買えるのです。
もちろんこれは、日本人でもおなじです。
アトラクションよりも飲食や物販の商品を写真化したほうが、日本人だけでなく、日本語圏以外のお客様にとっても、ありがたいガイドマップになります。
なおかつ、ガイドマップで安心感を与えることで、外国人のお客様に対しても、滞留時間増加→飲食・物販施設の利用機会増加→売上の増加と、売上増加のスパイラルを構築できるのです。
ガイドマップは“地図”ではなく、“商品カタログ”である――、そんな思想を持っているのがディズニーランドであり、その思想がテーマパークとして成功している理由のひとつでもあるのです。
『ディズニーランドのここがすごいよ!』(永野まさる・こう書房)より
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)






最近のコメント