« 箔押しで疑似エンボスになるんだ!なるほど | トップページ | 予告なしにテレビで紹介されるとアタフタするよ »

2009/11/17

帯をつけることでむしろ売り逃すこともあるような


なんかビジネス書って帯をつけるのがいまや当たり前っぽい感じもしますが、自分はあまり帯って好きじゃなかったりするんだな。

けっきょく、書名(メインタイトル)に引き付ける力が足りないから、サブタイトルとか帯とかで補いたくなるわけで。

それでもサブタイトルは、字数等の関係でどうしても書名では表現しきれなかったことを補足するためとか、ネット上での検索ワードとしてヒット率を増やすため、といった役割を担う側面もあるので、ぜったい不要とは思わないけれど、帯はね、ただの広告じゃん。

広告だから、どうしてもインパクトのある言葉、吸引力のあるアイテムを帯に使いたくなるのだけど、そうすると、せっかくメインタイトルに吸引力を持たせる言葉を用意して、デザインもメインタイトルに視線が集まるようにつくっても、そこに集まるはずだった視線が帯のほうにも行ってしまい、分散してしまう。そうすると、書名の持つ力が減じてしまうように思うんだ。

だったらいっそ、すべての視線を集めるくらいの帯をつくったほうがいい。書名もサブもよく覚えてないけど帯の文句や写真だけは覚えてる、たとえ本体がどんな書名・内容でも関係なく、その帯だけでお客さんが買いたくなる、くらいのものを。

だから、テーマや書名の魅力が微妙なものに、圧倒的な吸引力のある著名人の言葉や写真等を使うのは、それはそれでありだろう。テーマよりも書名よりも、帯に使う著名人のヴァリューで売るのだと納得すればいいだけのこと。

でも、テーマに市場性があり、いい書名がついて、その書名にきちんと視線が集まるデザインができたなら、帯なんかつけないほうがいいように思うんだ。せっかく視線が書名に集まっているのに、帯をつけてその視線を本の下部に誘導することで、全体としての焦点がぼやけてしまうような気がするから。

しかもその帯が、本のテーマや内容の有意性・有効性を説明するような言葉だったりしたら、露骨に書名との「視線の奪い合い」になるんじゃないだろうか。

そして帯では「書名と同じことはいわない、おなじ表現は使わない」というのがなんとなく約束事みたいになってるから、書名に書かれた「言葉」と、帯に書かれた「言葉」がぶつかりあって、あるいは表紙に置かれる言葉が多すぎて冗長になって、いちばん伝えたいことがぼやけちゃうし、分散しちゃう。

そんな、焦点のぼけた、アピールの分散した本、お客さんは買いたいだろうか?

内容や読者対象や優位性等を補う言葉を使って帯でアピールすることを考えるより、そんな帯をつけなくてもアピール力のある書名を考えることに注力するほうが、販売面でずっと効果的な気がする今日この頃なんだな。

======================================================================

絶賛発売中です!cover photo

『ディズニーランドのここがすごいよ!
 ~高収益を生み出す理由は運営の仕組みにあった!~』


第1章がまるまる読める「無料サンプルPDF」がオフィシャルサイトからダウンロードできます。

「ディズニーランドのここがすごいよ!無料サンプルPDF」配布中

中のページがどんな感じなのか知りたい方、レッツチェケラ!

|

« 箔押しで疑似エンボスになるんだ!なるほど | トップページ | 予告なしにテレビで紹介されるとアタフタするよ »

本に関して想うこと」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 帯をつけることでむしろ売り逃すこともあるような:

« 箔押しで疑似エンボスになるんだ!なるほど | トップページ | 予告なしにテレビで紹介されるとアタフタするよ »